■谷口雅春先生米寿を迎えられる

 

 谷口雅春先生は、昭和56年11月22日米寿を迎えられ、各地で奉祝記念行事が行われた。総本山では、龍宮住吉本宮大祭とともに米寿祝賀生長の家秋季記念式典が開催され、愛知県からも多数参加した。また、11月と12月に行われた総本山龍宮住吉本宮団体参拝練成会には、米寿を迎えられた尊師に一目お会いしたいとの願いを秘め、150名の信徒が団体参加した。

 

 また、米寿祈念として、昭和56年2月19日には「日本を守る生長の家愛知県大会」が愛知県体育館で行われ、和田英雄理事長、玉置参議院議長、法貴雪子局長、佐脇嘉久教化部長等の講師が日本の美しさを語り、参加者8千名に感銘を与えた。

 

■尊師谷口雅春先生ご昇天

 

 昭和60年6月17日、午前7時53分、生長の家総裁谷口雅春先生がご昇天なされた。解脱名は実相無明光明宮大真理説授正思惟大聖師。釈迦、キリストの教えを完成すべく出現した生長の家の創始者として、半世紀以上の永きにわたり、全人類をお導きくださった先生。この日は吾々生長の家の信徒のみならず、全人類にとって永遠に忘れることのできない日となった。

 

『「碧巌録」終講の辞』で「それでは”左様なら”とニッコリ笑って、皆さまとお別れ致しませう」と述べられているが、谷口雅春先生の最後のご挨拶ともいうべきこのご文章を拝するとき、粛然と襟を正さずにはおられない。

 

 なお、7月22日、追善供養祭が総本山を始め全国の教化部で行われ、県下では愛知県教化部を始め、豊橋道場、三河道場、一宮道場で厳かに開催され、谷口雅春先生のご冥福を心よりお祈りした。

 

■昭和60年11月22日の佳き日に

 

〇生長の家総裁に谷口清超先生ご襲任

〇白鳩会総裁に谷口恵美子先生

 

 昭和60年11年22日、生長の家の人類光明化運動史上に一時代を画するとも言うべき”生長の家総裁法燈継承祭並びに新総裁襲任生長の家秋季記念式典”が総本山において執り行われた。

 

 「…谷口雅春尊師の開かれたる万教帰一の真理眼晴を継承せしめ給へと慎しみて、生長の家総裁法燈継承の儀、厳しく仕奉らんとするに因りて…」

 

 法燈継承詞を奉上された谷口清超先生は、ここに生長の家の理念が嫡々相承されたのである。

 

 また、記念式典において谷口恵美子先生は、そのお言葉の中で、谷口輝子先生より白鳩会総裁の任を譲り受けられたことを明らかにされた。

 

■愛知県教化活動の拠点・愛知県教化部会館完成

 

 昭和30年以来、久しく待ちに待った大殿堂が昭和62年6月完成。この大殿堂を拠点として、昭和61年4月から男子だけの組織となった相愛会、婦人パワーで張り切る白鳩会、若いエネルギー溢れる青年会が団結し、愛知県全県民の光明化が愈々伸展するものと期待される。

 

生長の家愛知県教化部会館 落慶祈念 P23~P24より抜粋