■愛知県誌友7万名達成菩薩感謝運動はじまる

 

〇谷口雅春先生から御言葉頂く

 

 昭和42年、生長の家本部で行われた新年祝賀式における谷口雅春先生の御言葉(下記)に応えんと、愛知県の全誌友が神様の側に立ち、毎日感謝・祝福の真心を捧げ、7万名の誌友を作ろうと決意し、昭和42年4月、愛知県誌友7万名達成菩薩感謝運動(略して愛七菩薩運動)を開始した。

 

 愛七菩薩運動は、「祝福録」に記入した十名の人を祝福するとともに、今日一日家族が健康でゆたかに、楽しく神様の仕事をさせて頂くことを心から感謝し「菩薩像」に毎日10円(日曜日は20円)ずつ奉納する。この奉納を誌友拡大のために使用するもので、この運動の意義については、谷口雅春先生より尊い御言葉を頂いた。

 

 愛七菩薩運動の結果、昭和45年には誌友7万名を達成し、12月20日には東海教化部において、目標を達成した各単位組織に感謝状が贈られた。

 

■愛七菩薩運動、新展開

 

 「祝福録に10名の名前を書き、毎日怠らず祝福と感謝の真心を捧げる」これが愛七菩薩運動の眼目であるが、この精神は昭和45年以後においても、愛七の「七」を完成という意味に解し、愛知県全県民の光明化をめざす運動として発展した。

 

 その後行われている「愛国妙楽菩薩運動」や「桃の実菩薩運動」は、この趣旨によるものである。

 

 

信仰の真髄を説かれる谷口雅春先生のお言葉

 

 自分が救われたいと思って入っている人はまだ信者ではないので、人を救う側に立って、はじめて信者であり神様の側に立つので・・・ただ神誌を読んで、ああいい思想だ、これを応用して、自分が健康になり、自分の仕事が繁昌して、なんて考えている人は、まだ未信者であるといわねばなりません。今は国家にとっても重大な時でありますから、自分だけが助かるのではなく、人に施す側になっていただきたいと切に思うわけであります。

 

 人に施す側になるのでも、自分が神様の御用をしてやっているのだというように、傲慢な考えをもっては、本当にお陰はいただけないのであります。神様から御用をさせていただく、その使命をおゆるし頂く、それを光栄として人を救うことに励むのですね。神様からさせて頂くこの光栄、この有難さですね。この境地になって道をひろめて行くということに本当の法悦という悦びが出て来るのです。こういう態度が信仰には尊いのです。

 

(昭和42年の新年祝賀式に於ける御挨拶の最後のお言葉)

 

■龍宮住吉本宮落慶

 

〇人類光明化運動史上に不滅の金字塔建立

 

 昭和49年、「理想世界」誌12月号法語「人類光明化運動の神々の系譜」の中で、谷口雅春先生は愈々住吉大神の顕斎という一大事にのぞまれるご決意を述べられ、全国、全世界の信徒は愈々奮い立った。

 

 以来、4年余り、日本全国はもとより遠くアメリカ、カナダ、ブラジル、メキシコ、ペルーをはじめ全世界の全信徒の赤誠を集め、ついに昭和53年11月、龍宮住吉本宮及び鎮護国家出龍宮顕斎殿が落慶した。

 

 11月21日、谷口雅春先生が斎主になられ、自ら龍宮海に下り給い、龍宮の大神たる住吉大神を勧請され、龍宮住吉本宮に大神を顕斎し給う新殿祭、鎮座祭が厳粛荘厳にとり行われた。また、11月23日から28日まで落慶鎮座奉祝大祭が行われ、全国からかけつけた信徒は5万5千余名、愛知からも1千名の信徒が参加し、人類光明化運動史上における千載一遇のこの機会にめぐり合わせた喜びに輝いた。

 

“大愛知”の光明化運動、飛躍的伸展

 

 これ以後、県下の全信徒大いに奮い立ち、相愛会、白鳩会、青年会等の組織強化、とりわけ男子誌友会、相愛会男子愛知大会の開催など相愛会における男子組織の強化が図られた。

 

 また、このような日常活動の成果として、立教50周年祈念として開催された昭和54年3月14日の谷口雅春先生御講習会(愛知県体育館)には実働2万名を突破した。更には昭和55年3月7日に開催された愛知県における谷口雅春先生最後の御講習会は、当日ご誕生日を迎えられた谷口輝子奥様にも御指導頂き、尊師と信徒2万余名が一体となった、まさに感動、感動が連続した素晴らしい御講習会であった。

 

 谷口清超先生の御講習会も年々ますます盛会になり、昭和53年9月27日の御講習会には2万名をこえる人々が参集した。

 

生長の家愛知県教化部会館 落慶祈念 P22~P23より抜粋