くり返しくり返し
教化部長 鈴木幸利
統計史上、最も短い梅雨があけ、40度に迫る勢いの日が続いています。 今年は一気に猛暑が来てしまったので熱中症も多発しています。 身近なお年寄りや一人暮らしの誌友さんなど気になる人には積極的にお声かけをしてみんなでこの夏を乗り切っていきましょう。
さて、6月17日は谷口雅春大聖師三十七年祭が教化部で執り行われました。 新たに白鳩会245名、相愛会14名の聖使命会員を、又、白鳩会77名、相愛会9名の普及誌購読者を拡大して谷口雅春大聖師に感謝の奉告をさせて頂きました。 コツコツと地味なお世話活動ですが最高の功徳を積む行でもあります。 今回は白鳩会では「 聖使命 」と「 普及誌・伝道 」のリーフレットを作って意義を再確認したり、よろこびを共有したりと、頑張ってくれました。 相愛会では毎月「 聖使命の意義 」を再確認するためのコトバを届けたり、「 祝福録 」を使って対象者を祝福を続けています。
私達は、省資源低炭素の生活法のひとつとして、自転車に乗ったり、歩いたりしていますが、地味な活動に見えてこれがなかなか奥の深い真理に到達する道なのです。 私がよくお話する氏神様までのウォーキングですが、毎朝ほぼ同じ時間に同じコースを歩いていると同じ人に会い、挨拶だけを交わすだけの人もいますが、親しく話しかけてくれる人もいます。 同じ事をくり返すという安定感の中に生まれる信頼もあるのですね。 また自然の変化にも気がつきます。 今楽しみにしているのが栗のイガです。 葉の陰に隠れた小さな緑の丸だったのが今では堂々と頭を持ち上げて立派なイガに成長しつつあります。
児童文学作家の中川李枝子さんは、幼い子は好奇心が旺盛で知りたがり屋だが、結構用心深く見慣れたもの使い慣れたもので充分知りたがり屋ぶりは発揮できる。 同じ事のくり返しのような生活でも子供は飽くことなき探究心と好奇心によって色々新鮮で面白くてたまらないと云われます。 また赤ちゃん絵本のロングセラーの要素に「 繰返し 」があると云われています。 幼な子は、同じ事のくり返しの中で安心して想像力と創造力を膨らませていくのです。
私達も自転車に乗ったり歩いたりという、日々くり返しの積み重ねの中で何を見つけるかが大切です。 今回も「 世界の拠点をめぐるたび 」として “たびプロジェクト” のメンバーが、少しでも楽しく続けられるように創意工夫をこらしてくれています。 私達自身も “マンネリ化” に陥らないように創意工夫をこらして楽しみながら続けていきましょう。 好奇心旺盛な人はいつまでも若々しく生き生きとしています。 人生を豊かに生きる秘訣はここにあります。
先日ISOの外部監査がありました。 ISOの監査を専門にしている機関が愛知教区の進捗状況を監査するものです。 外部監査の人は生長の家の組織等々のことは殆ど知りませんので評価項目が内輪の評価とは違う事もあります。 今回は教化部がV2Hを入れたり、太陽光発電装置を直したりと環境を考えて取り組んできたことよりも、白鳩会が主に行っているフードドライブや「 ランドセルは海を越えて 」、相愛会が行っている海岸清掃、教化部は電気自動車の急速充電機を一般に無料で提供していること、そして教化部と大須学区防災安心まちづくり委員会との間で地域防災支援協力の覚書が締結されたことが大いなる評価になりました。 今後も、みなさんの活動に期待を寄せると共に、教化部も積極的に環境保全を進めてまいります。
8月は各地でお盆行事もあり、私達のいのちの源である御先祖様に感謝する月です。 先祖供養を通して守られている生かされている幸せに感謝いたしましょう。