ベストにベストを尽くす一年に
教化部長 鈴木幸利
愛知教区の皆様あけましておめでとうございます。
令和四年はとら年、「 虎は千里行って千里帰る 」と言われるように非常に勢いがあります。 勢いといえば、何といってもわが愛知教区でしょう。 光明化運動の推進が軒並み増加しているというよろこびをお伝えしましたが、ネットの分野でも、ぐんぐん力を発揮しています。平田さんは一年半程前からラインを使ったネットフォーラムを立ち上げ、毎朝5時から聖典拝読と神想観の配信をしています。 この神想観には毎日150名以上の人が参加してしているそうです。 夜8時からは讃歌読誦、毎週木曜日には輪読会を配信し、30名程の参加者があるそうです。 現在の登録者は324四名、地域を問わず自由に参加出来るということが好評で楽しみにしている人が沢山居るようです。
また、海部生命学園園長の早川さんは、コロナで休園になってしまった生命学園をネットを使って再開したいという思いから、一念発起、携帯電話を買い換え、まずは一人でその携帯電話会社で開催している勉強会に参加、数ヶ月後スタッフ6名も勉強会に誘って一緒に勉強し、今はみんながスマホでズームを使いこなせるようになったということです。 更に園児のご父兄にもお声をかけてズームによる生命学園を実施しました。 現在も勉強会に参加してスキルアップをし、地元の信徒の人達にも使い方を教えているそうです。
お二人に共通するのは、今、自分が出来ることを見つけベストを尽くす。 そしてさらに相手のベストを考える。 という深い愛情です。 今回はお二人を紹介しましたが、愛知教区という大きな教区が一年半程で地区連レベルまでズームを使った会議や行事が出来るようになったのはこのような方々が地元に沢山居られ活躍して下さっているからだと思います。 それが愛知の強みです。 本当にありがとうございます。
さて、何でも売れるカリスマ販売員、橋本和恵さんはどんな種類の商品でも人の心をつかんで売る販売のプロです。 「 物 」を売るのではなく他の人の苦労の結晶を売らせていただいているのだから「 そのよさを伝えよう 」、売ろうとせず商品の価値を伝えることを大事にして、相手の価値観や欲求を尊重し応えようと努めるうちに、お客様から信頼を得て、橋本さんから買いたいという人がどんどん増えて、どの売り場に派遣されてもトップセールスを記録するようになったということです。 そして、ベストにベストを尽くすことが大事。 たとえば雨の日であれば買った商品が濡れないように紙袋に雨カバーをかぶせてくれます。 これは自分のベストをお客様に尽くすということです。 橋本さんは更にこのお客様は駅をおりたら自転車で帰るのだろうかと考えて「 駅からはお車ですか、自転車ですか 」と尋ねるのです。 自転車であれば、念のためにもう1枚雨カバーをお渡ししましょうかと。 お節介かもしれないけれどお客様のベストは何かと考えてくれるのです。
私は愛知教区がじわじわと数を伸ばしている背景には、みなさんも感謝すること、心を込めて価値をお伝えすること、そして相手のためにベストを尽くすことを日々の中で自然にやっているからではないかと思います。 伝道するにあたっても、自分が伝えたいことばかり話すのではなく、その人が何をもとめているのかをよく観察して、その人の身になって考えて寄り添うことを大事にしていきましょう。 個人主義といわれる世の中ですが相手の立場に立ってとか、お客様目線で考えて行動している人達が、一番輝いていて一番元気がいいのも事実です。
ベストの上にベストを尽くす。 「 勇敢に動けば大きな事を成し遂げる 」寅年の神様も全力で応援してくれると思います。