【今月の教化部長の言葉】令和3年9月

いくつになっても挑戦

教化部長 鈴木幸利

 

 

 梅雨明けと共に東京五輪が開催されました。 開会式では「 多様性と調和 」をコンセプトにさまざまなメッセージが盛り込まれていました。 コロナ禍の葛藤を乗り越えようとするアスリートたちの姿を通して、種子の発芽や神経細胞といった小さな世界から1824台のドローンを使って、夜空に地球を浮かび上がらせるという大きな世界を表現したり、仏教の五体投地( 身体を地面に投げ打って礼拝する )を表すように、白い布を身にまとった俳優が何度も床面に身体を投げ出す踊りがあり、新型コロナウイルスで亡くなられた400万人の方々に黙祷が捧げられました。 これは戦争や紛争、自然災害等で命を落とされた方々の複雑に折り重なった怨念を全て引き受けて、浄化し平和を祈念するといった意味合いもあったそうです。 そして最後に火の力で浄化することを表す沢山の花火が打ち上げられました。 何事も懺悔と浄化があってこそ次の一歩が踏み出せるのです。 「 多様性と調和 」をめざすには、まず「 相手を正しく知ること 」が重要なポイントになります。 知ることから理解しようという行動につながり、受け入れる器の広さへと繫がっていく。 日常の中での小さな努力の積み重ねと人間神の子、自他一体の真理なくしては多様性と調和のある社会は作れません。 人類がこれから目指そうとしている方向性をいろいろ感じさせられる開会式でした。

 

 

 さて私は今年の三月から氏神神社までの朝のウォーキングを始めました。 30分ちょっとのコースで新鮮な空気を吸いながら、鳥の声を聞きながらのさわやかな時間です。 梅の花が終わり、桜が咲き、緑が濃くなってくる、いつもは気づかなかった自然の移り変わりも感じながらの時間です。 五月末頃、拝殿横の梅の木の下に梅の実が数粒落ちていました。 よく見ると大きな梅の実が沢山なっていました。 神様には「 一ヶ月後に梅ジュースにして奉納します 」と報告し、毎朝落ちたばかりのきれいな梅の実を拾い集めて梅ジュースを作りました。 一ヶ月後約束通り、小さな瓶に梅の実と梅ジュースを入れて感謝と書いたのしを掛けて本殿と末社五社に奉納しました。 いつもの年だと梅ジュースに使った梅の実は捨ててしまうのですが、神社の梅の実ですから捨てるのが気が引けて、何かに利用出来ないだろうかとネットで調べ、「 梅ジャム 」を作ることにしました。 梅を水と砂糖で煮て、梅が柔らかくなったら種を取り、煮詰めていけば出来上がりです。 季節の楽しみとして梅仕事にいそしんでいらっしゃる方々にとっては、さして珍しいことではないと思いますが、梅ジャム初挑戦の私には実の刻み方が少々ワイルドと云う点は私なりのこだわりですが家族にも好評でなかなかうまく出来たとよろこんでいます。 循環型社会という言葉をよく耳にしますが、いつもはゴミとして捨ててしまっていたものの中には一手間かけるとおいしく頂ける物がたくさんあることを学びました。 みなさんも今までゴミとして捨ててしまっていた物をちょっと加工することで素晴らしい物に変化させてみませんか。

 

 

 生長の家もネットを通しての行事が増えてきました。 コロナが終息した後も、対面はもちろんのこと、あらゆる場面において柔軟に対応できるようにネットを上手に利用して運動が展開していくと思われます。 今のうちに周りの人に聞いたり、失敗したり、新しい発見をしたりしながら少しずつ使えるようにしていきましょう。 脳トレです。 私も苦手意識と戦いながら赤くなったり青くなったりして頑張っております。 人生百年時代、いくつになっても新しいことに挑戦する人の細胞は若いです。 共に頑張りましょう。

 

 

 九月には大感謝を献げる慰霊祭が執り行われます。 「 慰霊祭 」は自分の家のご先祖様に感謝する日であると同時に、発祥当時から挺身・致心・献資の功徳によって生長の家の運動を発展させて下さった組織の先達へ感謝する日でもあります。 是非ともこの機会に霊牌を書いて各家々のご先祖様や生長の家の諸先輩に感謝の真心を捧げましょう。