【今月の教化部長の言葉】令和3年8月

小さな伝道師

教化部長 鈴木幸利

 

 

 コロナ禍になってかれこれ一年半程になり、世の中も人の心も自由に発散することのできないモヤモヤがオリのように溜まって、疲れやすくなっているように思います。 そんな中で少しでも自然の中に身をおきたいという思いから、休日のお昼は軒先の日陰でアウトドア用のテーブルとイスを出して「 おうちランチ 」をするようになりました。 いつもと変らないおにぎりやおかずでも外の風にあたってゆっくり庭や空を眺めながら食べると格別な感じがします。 「 今年もツバメが巣に帰ってきたね 」とか「 今年のナスは出来が良い 」とか会話も弾みますが、そのうち「 なんかあの雨樋ゆがんでない? 」とか「 呼び鈴の調子おかしくない? 」と言われると、午後からせかせかと動く羽目になります。 あれは四月の終わり頃のこと、よく晴れた空を見上げながら「 車庫の屋根から母屋の二階の屋根にロープを張って鯉のぼりを下げたら孫が大喜びするよね 」と言われた時には、目が点になりましたが、好奇心旺盛な性格の私は、ホームセンターへ走り、失敗と工夫を重ねた結果、真鯉や緋鯉が六ぴきずらりと並ぶこどもの日になりました。 楽しいランチですが、何を言われるかちょっとこわいランチ (笑)です。

 

 

 さて、6月17日は谷口雅春大聖師三十六年祭が教化部で執り行われました。 白鳩会ではこの年祭に併せて、聖使命会員・普及誌購読者拡大を推進し、聖使命会員303名、普及誌購読者52名を拡大して谷口雅春大聖師に感謝の奉告をさせて頂きました。 また、この推進の為に聖経・讃歌の中から一文字でも、一節でも写経をお願いしたところ、1,000名以上の方が協力して下さり拡大の決意をして下さいました。 提出していただいた写経はみなさんと一緒に一枚一枚台紙に貼る予定でしたが、緊急事態宣言下でしたので、教化部職員が手分けして貼らせて頂きました。 そして菩薩様の裏への張り合わせの最後は石原白鳩会会長と私とで一枚ずつ貼らせて頂き、大道場の後方に掲げさせて頂きました。 みなさんの願いと決意を背負った菩薩様はどっしりと神々しいお姿です。 新型コロナが収まった折には、是非教化部に来てご覧下さい。

 

 

 緊急事態宣言やまん延防止等重点措置など世の中が閉塞的な状況下でどんな推進をして下さったのだろうかとても気になって調べてみました。 やはり、日頃からコツコツと愛情をこめてお世話した結果が実をむすんだというものが多くありました。 相手のしあわせを願って愛行して下さったものもあります。 そんな中に、お孫さんが保育園の園長先生に生長の家のことを話していて「 良い教えですね 」と言われて、普及誌を購読してして下さることになった。 という体験談がありました。 お孫さんは園長先生にどんな話をしたのでしょう。 目をキラキラさせて体中からあふれんばかりのよろこびを放出させて生命学園での楽しかった話でもしたのかな。 おばあちゃんや家族から聞いたとっておきのお話をしたのかな。 なにしろ園長先生が感心して興味をもってくださったのですからたいしたものです。 この小さな伝道師さんは自分がうれしいから夢中になってお話ししたのです。 園長先生を生長の家に入って貰おうとか、救ってあげようなんてことは一切考えない、唯々聞いて貰いたい一心で折に触れて園長先生を捕まえてはお話ししていたのでしょう。 その結果、園長先生はもっと生長の家について知りたいと思われたのでしょう。 小さな伝道師さん、伝道の真髄を教えてくれてありがとう。 あなたは本当にすばらしい。 私たちは生長の家のみ教えにより「 未来永劫しあわせになるしかない神の子である 」と知りました。 それをもっともっとよろこんで、目で耳で肌で感じて細胞の一つ一つからうれしさが溢れてくるようになるまで繰返し繰り返し行を積んでいくのです。 それが仏様の光背のように四方八方に広がって知らず知らずのうちに周りの人たちを救っていくのです。

 

 

 まわりの人と自分とは本来一体なんだという神の子の自覚をもって、この小さな伝道師さんのように唯々そのよろこびを伝えていきましょう。