【今月の教化部長の言葉】令和3年7月

縁族パワー

教化部長 鈴木幸利

 

 

 接種券来た?、予約取れた?、副反応はどうだった?高齢者の会話です。 そう言う私も取りあえず予約がとれてほっとしています。 このたびのワクチン接種においては、医療関係者をはじめ、これに関わる多くの方々のご尽力により進められていることに心から感謝したいと思います。 また予約を取るにあたっては、高齢のご本人に代わって家族や知人が一所懸命サポートしている話をあちこちで聞きました。 ありがたいことですね。 現象を見れば不安や不満もあるかも知れませんが、一人一人に心からの感謝の念が沸き起こって来れば、コロナの終息へとつながっていくと思います。

 

 

 さて、みなさんはお寺の掲示板というものをご存知でしょうか。 お寺の門前などで見かけますが、そこに書かれた言葉で、深く考えさせられるもの、ユニークなものなどを集めた写真集を見ていたら、おもしろい言葉を見つけました。 「 ほとけ様に圏外なし 」ケータイの電波は場所によっては届かない所もあり、圏外の表示が出ると不安になりますが、ほとけ様の慈悲は大丈夫。 いつでもどこでも常に私たちを照らしていて下さるということです。 さらに「 もう逃げられん 」などというのもあります。 これは「 摂取不捨 」といって阿弥陀仏のお慈悲の救いは「 背いて逃げる者をどこまでも追いかけて迎えとる 」という、お働きのことを言います。 すなわち、どんな状態にあろうとも救わずにはおられないのが阿弥陀様の慈悲であり、私たちはもう、しあわせになるしかないということです。 臆病にならずに自分は今「 幸せのど真中にいるのだ 」という自覚をどんどん深めていきましょう。

 

 

 そろそろ八月の盂蘭盆供養の霊牌を書く時期がやってきました。 御先祖様とて、同じこと、仏様の救いの手の中にあって、仏様のお使いとして、具体的に私たちの周りでご縁をとりもってくれたり、フトいろんなことを気づかせてくれたり、時には大難を小難に変えるような身代わりなってくれたりして守って下さいます。 先祖供養をする時の先祖とは一体どの範囲を指すのでしょうか。 一般的には父母、祖父祖母、曾祖父曾祖母・・・・・・。 もう少し拡大しても除籍謄本に書かれているご先祖です。 しかし戸籍は今は全員が確実に記されていますが、明治・江戸時代には戸籍に入れてもらえない人が特に女性が沢山いたのです。 生長の家で行なう「 霊牌による先祖供養 」の先祖はまだまだ広く、ご存じのように親族縁族一切の霊様です。 身近で守護して下さるのは自分の頭の中に浮かぶご先祖様でしょうが、それに伴って私たちの知らないたくさんのご先祖様が必要に応じて動いてくださり、事を整えてくれるのです。 ですから〇〇家先祖代々親族縁族一切之霊位と書いてお祀りし、縁のあるすべてのご先祖様に感謝申し上げるのが先祖供養なのです。 先程のお寺の掲示板の中に「 お墓参りはご先祖様とのオフ会 」という言葉がありました。 オフ会というのは、普段ネットの世界でやりとりしている人たちが、実際に集まって交流を深めることを言います。 霊牌供養は、日頃目に見えないけれど大変お世話になっているご先祖様やそれに類するたくさんの方々のご愛念に感謝の気持ちを表す行事です。

 

 

 宗派を問わず、近所の人や友達また、子供の学校の先生や会社の方等日頃お世話になっているあの方この方を思い浮かべて、この機会にぜひ霊牌に書かせていただき先祖供養させていただきましょう。