【今月の教化部長の言葉】令和3年2月

今年のキーポイント

教化部長 鈴木幸利

 

 今年の我が家の門松は私の手作りです。 山から竹を切ってきて、七 ・ 五 ・ 三の長さで頭を斜めにカットして縄で縛り、大きめの鉢にこもを巻いて土を入れ、松 ・ 梅 ・ 南天 ・ 葉ボタンを入れ込みました。 初挑戦でしたが、花マルの出来ということにしておきましょう。 豊橋道場では、毎年、有志の男性が門松をつくるのが恒例行事になっています。 二メートル近い門松はそれはそれは立派なもので市販されているものより格段豪華です。 私の門松は製作者に似て少々控えめですが、福を呼び込む力は牛のごとくモーレツパワーです。

 

 

 さて、昨年の冬至の日、私は木星と土星の大接近を見ました。 これほど接近するのは日本では三九七年前の江戸時代初期であるとのこと。 またアメリカやイギリスでは、実に八百年ぶりとのことです。 実は同じ現象がイエス ・ キリストが誕生した直後にも発生していたそうです。 キリストの誕生を告げたとされるこの星は、「 ベツレヘムの星 」や「 クリスマスの星 」と呼ばれ、海外ではその伝説の星が現在に再び蘇るかもしれないと噂されているということです。

 

 

 諸説ありますが、昔から、時代は二百年から三百年位のサイクルでまわっていくと考えられています。 今までは土の時代で二〇二〇年冬至を境に風の時代へと変わると言われています。 土の時代というのは、土地、金、物すなわち目に見える豊かさで、一方風の時代というのは、目に見えない世界をあらわして、愛や絆、情報やコミュニケーションなどお金で買えない価値が重視されてくる時代です。 谷口清超先生は『 新世紀へのメッセージ 』のはしがきで「 新世紀は心の時代だとか、宗教の時代とも言われています。( 中略 )結局各人が何を思い、何を信ずるかということを真剣に考え、自己決断をする時代 」と教示されています。

 

 

 コロナの世界的蔓延で物の価値観がすっかり変わりました。 けれども振り返ってみれば、阪神淡路大震災、東日本大震災、各地の豪雨災害などを通して私たちは少しずついろいろなことに気づき、学び、変わろうとしていると思います。 そこで大事になるのは、私たちは実相と現象を正しく理解していれば、大きな変化の時代の中でも自分をしっかりと持ちつつ、時には流れに身を任せ、変化を受け入れる柔軟性で、明るく生活していけるということです。 どんなことがあっても一貫して、絶対に変らない神さまに導かれているのだという事を知ることです。

 

 

 「 今だから出来ること 」をいくつ見つけるか、そして、挑戦するか。 それが今年のキーポイントです。 実際に動いてみると分かりますが、今、初めてやったことでも、実は何年も前から自分では気がつかないうちに少しずつ準備されていたり、それに関連する情報にふれていたりしていたことが、一気に繫がって事が成り立っていくのです。 私の門松もいくら山に竹が生えていても、四年前足を踏み入れた時は、方向が分からなくなるようなジャングル状態では、とてもそんな気にはなれませんでした。 毎年毎年雑木を切って、竹と竹の間に光と風が通るくらいに間引きしていくうちに、この竹は何かに利用出来ないかという気持ちが起こり、旅先で見つけた竹細工をヒントに自分でも竹で何か作るようになりました。 今年は、孫と電車ごっこで遊ぶために踏み切りを作ったり、前から興味があった門松作りに挑戦しようと思い立ったのです。 豊橋道場の立派な門松が私の印象に強く残っていますし、作り方もいろいろな人に聞いたり調べたりして何とか見当もつきました。 一歩動き出すということは、こんなにも沢山のご縁に支えられ、過去の思いや経験が一つに繫がっているのだという不思議を思わずにはいられません。

 

 

 また今やっていることの中に次につながる何かが必ずあるのですから失敗しても、思い通りに事が進まなくても、落ち込まないで先を楽しみにコツコツ続けていきましょう。