【今月の教化部長の言葉】令和2年9月

あなたは大事な人

教化部長 鈴木幸利

 

 

 キャッシュレスやテレワークなど、仕事や学習、買い物や暮らしのあれこれなどオンラインに移行しようという流れはありましたが、コロナ禍を受けて、一気に加速した感じがします。 パソコンやスマートフォンなどのデジタル端末を利用するということは、操作に慣れて使いこなせるようにすることも要求されますが、それと同時にスピードと簡潔さを求められる面もあります。 ラインやフェイスブックなどでの文章はハッキリとした分かりやすい言葉、短めの文章でやりとりします。 長い文章はヒンシュクをかうし、あいまいな表現は誤解を招いてトラブルになりやすいからです。 私のようなアナログ人間には細かい文字を読むことやスピード感について行くのに必死な時もあります。

 

 

 全てがデーターに繋がることで恩恵を受けることはたくさんあると思いますが、スピードや効率が得意なデジタル媒体は、気をつけないと物事を深く考えることに時間を掛けなくなりなり、短絡的に判断してしまう恐れがあります。 意識的に注意深く読んだり、じっくり考えたり、想像力を働かせたりして自分を磨く習慣をつけないと、考えの違う他者の存在を認めるという共感力が弱くなってしまいます。

 

 

 親の介護や仕事の都合で行事に参加出来なかった人がラインやズーム、フェイスブック等を利用して活動に参加出来ることは素晴らしいことです。 それと同時に基本ベースの顔を合わせて、全身から立ち上るエネルギーを感じ、言霊の力で勇気をもらって、笑いと涙で魂を高め合う、誌友会や練成会も大切にしていきましょう。

 

 

 ところで、瀬戸市出身の藤井聡太棋聖が棋聖戦第二局で指した五八手目「 3-銀 」は衝撃の一手と話題になりました。 一見凡庸に見えたこの一手はその後の形成をどんどん有利に運び、勝ちにつながる最善手だったのです。 最強の将棋ソフト「 水匠 」を開発した杉村達也氏は「 この手は将棋A1がとても読みづらい手で、二十八手先までの六億パターンを読んで初めて見つかるような最善手でした 」とコメントしています。 それをわずか二十三分の考慮時間でひらめいたということに驚きます。 藤井棋聖のたゆまぬ努力と強靱な集中力が引き出した潜在意識の底力という感がします。 そして、そこに致るまでには何千何万いう人たちのご縁と導きと祈りがあったと想像できます。

 

 

 生長の家の光明化運動でも同じことが言えると思います。 みなさん一人一人の信仰の力と豊かな経験とお人柄がまわりの人を感化するしあわせの感染力となっていきます。 幸せの感染力を拡大するための方法はひとつではありません。 今までのようにコツコツと活動するもよし、オンラインを使って活動するもよし、一番大事なのは、神様はあなたの肉体を通して、まわりの人の幸せのために働くことを望んでおられ、そのために必要なものは全部あなたの周りに用意されているということです。

 

 

 ウイルスとの共存、自然災害、経済破綻、政治的緊張など、何が起こっても不思議ではない時代の中で絶対に変わることのない唯一無二の神様が自分の内にあるという教えにふれたことは奇跡的であり、そして新型コロナの終息や人や世界の平和を祈ったり、神様のお役に立たせる聖使命会費を献資したり、聖経読誦で霊界を浄化したり、神想観で人類意識を浄めたりすることは大変素晴らしいことです。 このようにコツコツと行じておられるみなさんこそが神様にとっても世界にとっても大事な大切な人なのです。

 

 

 世の中の人たちが抱えている不安や恐怖を払拭するためにも、「 人間神の子 」を自分のものに出来る場として、安全・安心に充分に配慮しながら新しい形の誌友会を考えたり、オンラインでの行事に取り組んだりしていきましょう。