【今月の教化部長の言葉】平成29年9月

パワースポット総本山

教化部長 鈴木幸利

 

  あじさいの美しい季節七月三日から白鳩会の加藤連合会会長と二人で感謝の先祖供養をさせていただくために全総連を順番に訪問しております。 私はその総連に功労のあった方々の招霊をさせていただいておりますが、マイカーも携帯もない時代に下駄をすり減らして町の隅々まで神誌( 現在の普及誌 )を配り、講演会や行事のチラシを配り、人の悩みを聞き、足繁く家庭訪問をしながらひとつ、またひとつ地域の拠点を広げていった諸先輩の方々のご苦労に感謝の思いでいっぱいになります。 後に続く人の為に時には厳しく時にはやさしく自らの信仰姿勢を示して導いて下さった愛深い先輩のおかげで今があります。 猛暑の中総連を回っておりますが全然疲れを感じないのは招霊させていただいるお一人お一人の先輩方やみなさまのご先祖様がよく来てくれたとよろこんで力を貸して下さっているお陰と感謝しております。

 

 さて、十月は谷口雅春先生の説法が鳴り響いている総本山への団体参拝練成会の月です。 私にとって愛知教区の団参には忘れられない思い出があります。 それは今から二十年程前、台風に翻弄されて新幹線の車中で一夜をあかしたというエピソードです。

 

  その当時は飛行機コースと新幹線コースがありました。 私は新幹線コース約八十名の責任者でした。 もしかしたら台風接近のためどこかで運転が打ち切りになるか分からないという状況の中、名古屋駅を出発。 案の定、岡山駅で新幹線は打ち切りになったので私たちは駅のコンコースで昼食を取りながら台風の通過を待ちました。 午後三時頃に台風が通過し、新幹線は動き出しましたが指定席はありません。 到着した新幹線数両に分かれて「 どこでもいいから空いてる席に座って下さい 」と大声をはりあげて参加者にとにかく座ってもらいました。 この新幹線には同じように足止めされた乗客が次から次から乗り込んできてトイレに行くことも出来ない位通路もいっぱいなってきました。 到着は遅れても今日中には総本山に着くだろうとほっとしたのもつかの間、突然山口県内で新幹線はぴたりと止まってしまいました。 しかも止まっているのは駅ではなくトンネルの中です。 飲むものも食べる物も買うことが出来ず携帯も通じないので総本山に連絡することも出来ません。 ただただ動くのを待つしかありませんでした。 参加者の中には八十代の方が何人も乗っています。 心配で様子を見に行こうにも通路はびっしりで身動きが取れません。 とうとう朝になりようやく新幹線は動き出しました。 岡山駅で弁当を食べてから飲まず食わずで十五時間辛抱してようやく福岡駅に到着しました。 参加者に具合が悪くなっている人がいるのではないかという心配をよそにみんな元気な姿でホームにおりてきてくれたときはどんなにほっと胸をなでおろしたことか。 一路心配して待ってくれている総本山へ向かいました。 飛行機コースのみなさんは写真撮影を延ばして私たちの到着を待っていてくれました。 懐かしい赤い鳥居をくぐり仲間に会えた時はよろこびと安堵で涙がこぼれました。 その日の午後は献労です。 総本山に来たら元気になると言いながら、なんと八十歳代の数人は何事も無かったかのようにさっさと支度をして献労に出かけていくではありませんか。 私は先輩達の信仰の姿に脱帽しながら眠りの世界に吸い込まれていきました。

 

 総本山は不思議な力の働く所です。 この世で一番神様に近い場所で「 顕斎 」の字の如く神様が鳴り響く底抜けに明るいパワースポットです。 病気や悩みを抱えて来ても、ひたすら玉砂利を踏んで顕斎殿へ出かけ、ひたすらに山を登って奥津城に参拝しひたすらに「 ありがとうございます 」を唱えて献労しているうちに闇は光に消されて気がついたら掴んでいたものを放してしまうのです。 こうなったらしめたもの、あとは善いものしか出てこないのが生長の家です。

 

 

さあー、みんな一緒に谷口雅春先生のみもとに馳せ参じましょう。