【今月の教化部長の言葉】平成28年4月

感動はいつも新鮮

 

 

教化部長 濵山正幸

 

 

 通勤のため最寄りの駅へ向かう道すがら、小学生の集団と行き交う。 中に新一年生の真新しいランドセルが目を引く。 上級生が気遣いながらの登校風景である。

 

 

新入生 背中が重い 登下校

 

 

 さて、教化部長職二十一年目となる四月を迎えました。 九州の大分 ・ 熊本教区で通算十五年、四国高知で三年、そして此処、愛知教区で三年目となります。 長いようでも、今、振り返ってみれば、それこそあっという間の年月です。 この間、実に多くの方々から暖かいご理解と様々なご協力を頂きながら今日を迎えていることに、心からの感謝とともに深い幸せを感じています。

 ところで、ご承知のように現象界は唯心所現 ・ 変化無常の世界。 教化部長二十年間も変化の連続。 それこそ毎年の運動方針 ・ 運動具体策はもとより、私生活においてもです。

 また目を転ずれば、日本はもとより世界の政治も経済も、またわが生長の家の運動展開においても、ともに大きな変化の時を迎えている、そのように思います。

 それ故に、その変化に最も適切に対応するには・・・・・・・・・。 かつて読んだ、世界で初めて農薬を使わずにリンゴの栽培に成功した青森県のリンゴ農家、木村秋則さんを主人公とした『 奇跡のリンゴ 』( 石川拓治著 ・ 幻冬舎刊 )にこの様に書かれてありました・・・・・・・・・、

 

 人が生きていくために、経験や知識は欠かせない。 何かをなすためには、経験や知識を積み重ねる必要がある。 だから経験や知識のない人を、世の中ではバカと言う。 けれど人が真に新しい何かに挑むとき、最大の壁になるのはしばしばその経験と知識なのだ。

( 同書 一一三頁 )

 

 では変化が伴うとき、培った経験や知識これを丸ごとそっくり活かすには如何にあれば良いか。 引き出した答えは信仰、それも「 善一元の神への信仰 」と。 即ち、変化の時こそしっかりと御教えを学ぶことの必要があると思うのです。

 前生長の家総裁 ・ 谷口清超大聖師は御著書『 愛と希望のメッセージ 』の中で、次のようにご教示になっています・・・・・・・・・、

 

 あなたは“ 変化 ”を恐れてはならない。 どんなに立派な生物でも、組織でも、いのちあるものは新陳代謝して変化する。 もしその代謝作用が停止すれば、このいのちは消え去る他はない。 ただ“ 変化 ”が正常な方向に進むかどうかが問題である。

( 同書 八十一頁 )

 

 この様な意味でも、新鮮な感動を伴った信仰生活は、実に有意義でありまた有り難いものであると思わずにおれません。

 日本教文社の刊行で『 光の四季 』という書名の詩集があります。 著者は故渋谷晴雄生長の家長老で、この中で著者は感動ということに関連してこの様に書いています・・・・・・・・・、

 

 この世界は、新しい一瞬一瞬の連続であって、私たちが出会う美しい野の花や、みごとな夕映えの風景、あるいは愛する家族とのひとときは、二度と、まったく同じ形では繰り返されることがない。 それは、いつでも一期一会の出会いなのである。

( 中略 )

 いま、自分がはじめて出会い、感動した世界のすがた。 その感動を言葉や絵に表すのは簡単ではないけれども、感動は表現しないと自分の中だけで消えていってしまう。

( 同書 二一七頁 )

 

 生長の家が現在進めている“ 自然と共に伸びる運動 ”実現のためには、新鮮な感動を伴う正しい信仰が何より肝要と思うものです。