【今月の教化部長の言葉】平成28年1月

神は最高の心理学者

 

教化部長 濵山正幸

 

 

 新年あけましておめでとうございます。

 年頭にあたり、御皇室の弥栄と日本国の隆昌、併せて世界の平和を心より祈念申し上げます。

 また私たち信徒を常に正しくお導き下さいます生長の家総裁 ・ 谷口雅宣先生、白鳩会総裁 ・ 谷口純子先生に深甚の感謝とともに、謹んで新年の御挨拶を申し上げます。

 さらには生長の家の発展のために、挺身 ・ 致心 ・ 献資の真心を捧げてくださいます各組織の役員 ・ 会員、信徒の皆様とその御家族に対しまして、心から感謝申し上げますとともに、益々の御健勝と御繁栄をお祈り申し上げます。

 

新生を 祝う初日や 大笑い

 

 さて作家の曽野綾子さんが『 三秒の感謝 』と題する本を書かれていて、この中で曽野さんは「 ほんとうに満たされるのは与える時である 」と、次のように言います・・・・・・・・・、

 

 戦後、日本が民主主義的な社会を作った時から、私たちは社会が自分に何をしてくれるかを待ち望むようになった。 私たちは全く一人では無力なものである。 ( 中略 ) だから多くのことは社会が組織的にしてくれることを期待するわけだが、それでも、与えられることを最終の目的としていると、常に不満が残る。 というのは、与えられることは、自動的に「 もっとたくさん 」という欠乏感を伴うものだからである。 

( 同書 一七六~一七七頁 )

 

 生長の家はもとより信仰の世界では「 与えよさらば与えられん 」との教えがある。 それ故、クリスチャンの信仰を持つ曽野さんは続いてこのように言うのである・・・・・・・・・、

 

 私たちがほんとうに満たされるのは、受ける時ではなくて、与える時なのである。 受ける時は、私たちは受けるものの量に左右され、少しでも少なければ、直ぐ不満を感じる。 しかし、与える時には、私たちは恥ずかしいほど少し与えても、心は満たされる。

( 同書 一七七頁 )

 

 人間、身近な「 損得 」に囚われると、とてもではないが「 与える 」心は生じない。 もともと必要なもの無くてはならないものは、全て神様の世界にあるのである。 幸福にしても豊かさにしても、一切の良きもの必要なものは神様の世界 ・ 実相の世界にあるのだと。 もっと正確に言えば、実相の世界にあるというよりも実相の世界にしかないのである。

 それなのに、現象世界にドップリと浸かって現象の損得ばかりを追い求め、ついには忙しいので神様のことは、信仰の事は、もっと余裕が出来てからという人が出る始末。

 それだから、曽野さんの指摘は続きます・・・・・・・・・、

 

 人間のほんとうの幸福は、受けると同時に与え得ることの可能な状況にいることであり、( 中略 ) 受けるより、与えることが多い立場にいることのほうがより幸せなのである。 ( 中略 ) おもしろいもので、与えると不満はどんどん減って心は逆に豊かになる。 神は最高の心理学者である。

( 同書 一七八頁 )

 

  真理においては「 まず神と神の国の義を求めよ 」であり、そして「 他を幸せに導く人が最も幸福になる 」のであります。

 万人に開かれた最高の真理を聴聞する絶好の機会、講習会が目前です。

 講習会の推進活動、これこそが最高の利他行であり、与える愛の実践行であります。 この利他行を実践する人々の多い処が「 歓喜の世界 」であり、「 世界平和 」実現に通づるのであります。