【今月の教化部長の言葉】平成26年6月

 現象界は好転のリズムをもって

 

         教化部長 濵山正幸

 

 ひと月ふた月と各行事等を重ねる毎に、流石は「大愛知」と心おどる日々を過ごしております。

 

   紫陽花や小花寄り添ふ大所帯

 

 さて過日、四月十三日開催の地方講師・光明実践委員研修会の折、時間の都合もあって結論を保留していた点について、その結論を申し上げたいと思います。

 ことは熊本の教化部長時代のこと。印刷会社を経営する会社の会長夫人が事前の申し出もなく教化部に訪ねてこられ、指導して欲しいと。

 お聞きするところによると、昨今の印刷業界では機械のハイテク化による設備投資の高額化、加えて各家庭にパソコン等が普及することによって経営自体が難しくなっているそうで、深刻な表情を浮かべながら「大変なこと」や「困ったこと」等、切々と窮状を訴えられます。

 種々、お伺いしてから「あなたは生長の家の信仰者でありしかも地方講師。そうであるならば御教えの通り実践しましょう。例えば『新版 光明法語』には「このようにしなさい」と、具体的なご指導がありますよ」と、次の一節を読んで差しあげました、……

 

  (前略)神に対して泣き言を訴えるな。私 は幸福です。健康です。豊かに暮していま すと言え。(後略)   (同書 一○九頁)

 

 谷口雅春先生のご文章にしては、珍しい表現スタイルで「○○と言え」と、謂わば命令口調のようです。

 当の会長夫人、なかなか得心が行かず表情は冴えないままで、あい変わらず暗い面から物事を見ての問答が続きます。可成りの時間を要してのことに当日の予定が大狂い。そこで申しました「今日の処は一端お帰りになって、冷静な気持ちで私の話を思い返してみて下さい。きっと立ち直りのキッカケを見いだせますよ」と。

 しかし、そのお帰りになる後ろ姿を拝見していると、いかにも背中が寂しそうです。何とかして下さいと、語りかけているかのようです。一息いれて、ペンを取り次のような文面のハガキを書きました。

 

  季節は巡り必ず春来る。現象界は好転の リズムをもって動くもの。このことを信じ 尽力するのが生長の人、と心得ます。

 

 それっきり、そのハガキのことを忘れていたのですが任地異動によって高知に移る時、ご当人がそのハガキを見せてくれました。これですと、胸の谷間ブラジャーの中から取り出したのを見て驚きました。ブラジャーの中からというのも驚きですが、さらに驚いたのは「ハガキ」そのものです。赤茶けて四隅が欠けてボロボロになっています。

 そしておっしゃるのです「このハガキを頂いて以来、肌身離さずに此処に(胸の中)入れて、濵山先生のご指導を胸に刻んで生活して参りました」と。聞けば、その後も社業の厳しさは変わらないものの嬉しいことにも恵まれている。お孫さんが若くして社長を務めるようになり、その若社長であるお孫さんが素晴らしい女性と結婚、可愛い曾孫も誕生。当人は八十歳近くになるというのにお元気でいらっしゃる。生長の家信徒行持要目には…、

 

  常に人と事と物との光明面を見て暗黒面 を見るべからず。

 

 と、あります。自らの身辺に例えどのようなことが起ころうとも、「善一元」の神への信仰を日々の生活の中核に、そして御教えの通りを実践すること。これによって、現象界に生起する状況が好転のリズムに乗ることになる、と確信します。

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コメント: 1
  • #1

    山本 順子 (月曜日, 26 5月 2014 14:57)

    濱山教化部長先生 合掌有難うございます。

     久しぶりにお勉強させていただいた感じです。有難うございます。
    これからもよろしくお願い申し上げます。    
                        再合掌